DIARYイクラの日報 / イクラのブログ

逆張りオフィス出社の理由、だって、人間だもの。

前回の記事から1ヵ月…

別に1ヵ月に1回書こうと決めているわけではなく、毎日「そろそろ書こう、そろそろ書こう」と思いながら1ヵ月経ちました。

8月末にマネージャーとしての役職(部長・課長)を新設し、CxO以下の組織化もしました。

めちゃくちゃ頑張っており、結果も出ています。

経営は「ヒト・モノ・カネ」と言われますが、イクラ経営チームは「CxO+Co-founder」であり、

・ヒト(採用)→CEO
・モノ(サービス)→開発はCTO、開発以外はCOO(プロダクトオーナーはCEO)
・カネ(資金調達)→CEO

という役割で現在経営しています。

仕事している中で

「◯◯の件、どうなりましたか?」

と聞くのが嫌です。

COOとCTOが優秀なため、ほとんどそんなこと聞いたこともなく、方向性が決まるときっちり進めていってくれます。

また、マーケティングチームの管掌を木村COOに任せたわけですが、ここでもきっちり成果を出しています。

「言うは易し」でして本当にすごい。別にマーケターでもなんでもないですからね。

一番好きなところは、すぐに売主様・不動産会社様の元に話を聞きに行くところですね。アンケートも取りまくっています。「本質」を地で一直線でいくタイプです。

釣り、上手いんでしょうね。

めちゃくちゃよく考えて、あれがダメならこの仕掛け、と打ち手の多い彼ですから、どこかで大物の魚を釣るんでしょうね、というタイプです。

笹島CTO管掌のエンジニアチームもこの期間でチームを立ち上げ、まとまってきています。優しく、地頭が良い、ナイスガイですね。メンバーも頼るわけです。

今期は前期に比べて加速度的に開発速度が上がると確信しています。

僕が現状直接管掌しているのは、

・CxO
・コーポレートチーム(戦略・経理・採用・広報)
・マーケティングチームメディア課とデザイナー課

です。

上記以外のメンバー(セールス・マーケティング・CS・エンジニアチーム)に対する僕のスタイルは

会話すれども指示はせず

です。

イギリスの「君臨すれども統治せず」の韻を踏んだだけです。

「君臨すれども統治せず」は、国王は王様として君臨しているが、政治は議会を通じて国民が行う、という意味ですが、「会話すれども指示はせず」は、CEOとしてメンバーと会話はするけど管掌していないメンバーに指示はしない、という意味で、「君臨すれども統治せず」は全く関係ないです。とりあえず歴史ワードを引っ張ってきたかっただけです。

単純に、木村COOや笹島CTOを超えて、メンバーに指示した場合、どちらの言うことを聞くべきか判断が難しくなり、組織に混乱をもたらすだけでなく、COOとCTOの立場がなくなります。やる気なくしますよね。

そうなると、COOとCTOを通じて業務(モノ)上の指示を伝えるわけですが、伝達スピードが遅くなることと又伝えになることで本来伝えたかった意味がズレる可能性があり、これはこれで組織が重くなったり、朝令暮改があった場合、スピードが遅くなります。

それを踏まえて、いろいろな施策をうっている毎日です。またそれについてはどこかで書きますね。

前置きが長くなりましたが、今日は、イクラが行っている「逆張りオフィス出社」について書こうと思います。

書こうもなにも単純にイクラではオフィス出社を推奨しているという話です。

「そんなん普通やんけ」

「ウチも出社してるわ」

と言われそうですが、コロナ禍でIT会社の多くはリモートワークの会社が増えました。

特に採用難のITエンジニアに関してはリモートワークがもう当たり前になってきました。

イクラでは、エンジニアでも週3以上のオフィス出社残りのメンバーは基本的に出社としています。

エンジニアはユーザーが少ない夜間での作業もあるため全出社ではありません。

同業の社長にこのことを話すと

「マジ?」

とよく言われます。

去年2020年4月に初めて発令された緊急事態宣言のときに、当社でもリモートワークを実施しました。

業務自体は特に問題なかったのですが、「コミュニケーションコストの増大」と「熱量が伝わらないことによる帰属意識の低下」を明らかに感じました。

ベンチャーですので朝令暮改を避けることができません。

度重なる施策の変更を理由なしに伝えられると自分でも嫌になります。

「え?こう言ってたからやってきたのになんなの?」と。

そこで、変更する場合には変更する背景と意図を明確に熱量を込めて力強く言葉で語る必要があります(文書でも渡しますが、顔をみて真剣に伝えなければ、その真剣さは伝わらないため)。

その熱量が「よし、やるか」と奮起をもたらし、それが周りに伝染するわけです。

オペレーション作業が多くて管理が容易など、会社やその職種によってはリモートワークは可能だと思っていますし、イクラも国や自治体から緊急事態宣言が発令され、全員自宅待機を命ぜられた場合にはそれに従う意向のため、その準備もしていますし、可能です。

でも、イクラは組織が急拡大するフェーズに突入しています。

イクラがサービスを提供している不動産売却領域は市場が大きく、今は参入していない大手も今後さらに参入が増えるでしょう。

そこで少数資本が勝てるとすれば、

一点集中、少数精鋭

しかなく、桶狭間の戦いは避けられないと見ています。

組織化の弊害は、先述した

「そうなると、COOとCTOを通じて業務(モノ)上の指示を伝えるわけですが、伝達スピードが遅くなることと又伝えになることで本来伝えたかった意味がズレる可能性があり、これはこれで組織が重くなったり、朝令暮改があった場合、スピードが遅くなります。」

であり、伝達スピードを上げなければならないのです。

「はじめまして」の人が多い中、リモートワークでコミュニケーションが十二分取れるとは思えないのが一番の要因です。

前々回のブログ「2021年8月18日の政変」でも記載しましたが、

イクラはチーム(部門)でいうと、

・セールス
・マーケティング
・エンジニア
・CS(カスタマーサクセス)
・コーポレート

に分かれます。

上記の5部門がお互いに協力しなければ「イクラ不動産」というプラットフォームを作ることができず、「三位一体」ならぬ「五位一体(ごみいったい)」を掲げて、様々な取り組みをしています。

例えば、オフィスは全員同じ空間におり、Slackだけではなく、お互いにどんな仕事をしているのか、忙しそうなのかが直接見え、直接他部門に話したりできるようにしています。

さらに人数が増えたときには難しくなるとも思いますが、今は各チームの組成期間であり、一番重要な時期なため、あえてそうしています。人数が増えたときに「足し算」ではなく「掛け算」になるためにどうすべきか考えています。

上記の部分ですね。

また、「逆張り出社」をしている理由がもう1つあります。

イクラの採用経路は現状、「リファラル・自社サイト・Twitter・アルバイト媒体」です。他の経営者から採用費を聞かれると安すぎてびっくりされます。

ほぼ、副業やアルバイトの形からジョインします。

なぜか?

僕は不動産売却領域について熱いと思っているし、熱く語れます。しかし、20代〜30代前半の方にとって、不動産売却は身近でもなんでもありません。賃貸が20代、購入が結婚や出産を理由に30〜40代、売却のメイン世代は購入以後の50〜70代です。

「熱いのはわかった。わかったけど、不動産売却の課題に共感しろと言われても…」と最初そうなります。

至って普通のことです。

しかも、ベンチャーです。家族もいます。大手から簡単に転職なんてリスクが高すぎます。

至って普通のことです。

そこで、副業であっても会社に定期的に来てもらい、メンバーとの交流を必ず持っていただきます。メンバーにも直接部署を超えて依頼して欲しいと伝えています。

誰しもが、直接「困っているんです。なんとかできますか?」とお願いされて、それに応え、「めちゃくちゃ助かりました。ありがとうございます。」と感謝されたら嬉しいと思うのです。

その連鎖が続き、会社も成長していく、そして自分も成長しているのを実感すると、半年後ぐらいに「イクラに入ります」と言っていただけます。頼り頼られ、もう居場所ができてしまったのです。

至って普通のことですよね。だって、人間だもの

これを実現するためには、オフィスが熱狂の渦に包まれているか、「良い氣」に包まれているか、わかりやすく言うと「オフィスに行きたい」かが重要になります。

今まで僕は「氣」なんてことを信じたことありませんでした。

しかし、4年前に出会った尊敬するNK社長に会うとなぜかわからないのですが、必ず元気になって帰ってくるのです。

なので、必ず少なくとも1年に1回は会いに行くようにしています。元気をもらいにです(元気をもらいにと伝えたことはありません)。

「氣を良くすること。そうすれば良い氣を持った人が集まってくる。それが連鎖する。」と言っていたことを鮮明に覚えています。

具体的にどうすれば良いかわかりませんが、そのNK社長は圧倒的な熱量があるのです。

そこで、

オフィスに来たら元気になれる。別にリモートワークでもできるがオフィスにちょっと行きたい。喋りたい。

オフィスをそういう空間にすることがCEOの仕事の1つだと思い、日々施策をうっています。

具体的になにをしているかについては色々ありますので、また書きたいと思いますが、1つだけ言うと、一番オフィスで怖い顔は僕なので、まずはニコニコ、アンパンマンみたいになることですね。

30%ぐらいしかできていないので、頑張ります。

今回はここまでです。

2021年10月のオフィス

(とある10月の土曜日午後のオフィスの様子)